季節の変わり目って体調が崩れやすいですよね。
真夏の暑さから、冬の寒さに変わる前の秋は、日によって天気に左右され寒暖の差が激しくなります。
体温調節に気を遣っているのに、気づくと風邪をひいていたり‥
他にも、秋にかかりやすい病気について今から知っておくことで夏のうちから予防、対策することができます。
体的な症状、病気
秋から冬にかけて多くなる病気には、
・食中毒
・呼吸器官系の病気(喘息など)
・胃腸の不調
・白内障
・風邪、花粉
・RSウイルス、インフルエンザ、ロタウイルスなどのウイルス系の病気
などがあります。
夏の暑さで体力や免疫力が低下して夏バテの状態の時に、寒暖の差などの影響でさらに体に負担がかかり、菌やウイルスにかかりやすくなります。
▼食中毒
食中毒は夏の暑さが食材に影響を及ぼしてなる、真夏に多い、と思われがちですが
実は10月ごろに一番多くなる病気です。
秋には遠足や運動会など、野外でお弁当など食事する機会が増えるので、加熱処理をしたり、衛生管理をすることが大切です。
食中毒の原因となる菌が繁殖しないように夏だけでなく秋まで気をつけましょう!
また、きのこやふぐなど、秋の食材が原因で食中毒が起こることもあります。
▼呼吸器官系の病気
特に子供やお年寄りなど、季節の変わり目の呼吸器官系の病気には注意しましょう。
秋になり気温や湿度が低下すると、地表付近で放射冷却現象が起こり空気の対流が上手くいかなります。
そうすると地表付近に汚れた空気が溜まってしまいます。
この汚れた空気が、呼吸器官に影響を及ぼします。
特に喘息を持っている方などは、マスクをする、加湿をするなどの対策をとるようにしましょう。
▼胃腸の不調
夏バテによる体力や免疫力の低下は、自律神経の乱れにも繋がります。
自律神経が乱れると、胃や腸の働きが悪くなり、痛みや重さなどの不調が起こります。
お風呂では湯船にゆっくり浸かって、血行促進、体を温めることが大切です。
▼白内障
秋の紫外線は、3~4月並みと言われている強い紫外線です!
しかも秋は空気が澄んでいることで肌や目に紫外線が当たりやすく、そのため紫外線を吸収した目は白内障になりやすくなります。
秋でも外出時にはサングラスや日焼け止めなどの対策は継続して行うと良いと思います。
▼風邪、花粉
秋にはブタクサ、ヨモギなどによる花粉症が発症します。
花粉症の人は辛い季節かと思いますが、寒暖差の激しいこの季節、風邪をひいてしまうひとも少なくありません。
花粉症かと思ったら風邪だった‥ということもあるので、症状が辛い場合には病院へ行くことをおすすめします。
▼ウイルス
冬に流行るイメージのインフルエンザやロタウイルスですが、秋から徐々に流行り始めています。
秋は低温、低湿度を好むウイルスの活動が活発に!
インフルエンザの場合は早めに予防接種を受けたり、マスクや手洗いうがい、除菌などの対策をとっておきましょう!
子供のインフルエンザは、予防接種を受けておくことで症状を少しでも軽くすることができます。
またRSウイルスというウイルスは、子供がかかりやすいウイルスです。
特に乳幼児がかかると危険です!
手洗いと除菌を徹底しましょう。
大人にもうつりますが、大体風邪と同じような症状で重症化することはないようです。
精神的な症状
涼しくなってくると夏の暑さによる気怠さがなくなって過ごしやすくなる!と思ったらなんかやる気がでない…なんてことはありませんか?
秋の気怠さや疲労感の原因は、季節性のうつが原因かもしれません。
季節性感情障害=SADと呼ばれるうつがあります。
季節性感情障害の主な症状はやる気がなくなったり、集中力が落ちたり、何をしても楽しくないなど、気分が落ち込みます。
一般的なうつでは、不眠や食欲不振などの症状がありますが秋になるうつはこの反対で、
しっかり睡眠をとっても眠かったり、異常に甘いものが食べたくなって過食してしまったりすることがあります。
秋に体重が増えやすくなるのは、季節性感情障害による過食が原因のひとつかもしれません。
秋にうつになるのは、日照時間が短くなり日光を浴びる時間が減ることが原因です。
日光を浴びる時間が減ると、脳のセロトニンが減少してしまい気分が落ち込みます。
また、メラトニンが減ることで体内時計が乱れることも原因のひとつです。
女性の方が男性の4倍も季節性のうつになりやすいと言われています。
一般的には、日照時間が長くなる春頃には症状が治まることが多いです。
秋のうつの予防策は、夏から規則正しい生活を心がけ、適度な運動をして体力をつけることです。
また、秋のうつになってしまった場合の改善は、
日光を浴びることを意識して、朝ウォーキングなどの軽い運動をすることで改善される可能性があります。
秋はカーテンを開けたまま寝ると、朝日を浴びられるのでおすすめです。
電気をつけて部屋をなるべく明るくするだけでも、体内時計を調整することができます。
セロトニンの分泌の為には、たんぱく質、ビタミン、ミネラルが含まれる乳製品や肉を取るようにしましょう!
季節性のうつはストレスやホルモンバランスが崩れることも原因です。
気分が落ち込むとやる気もなくなり、仕事などにも影響してしまうかもしれません。
そんな時は、ToDoリストを作り目標ややらなければならないことを明確にしてひとつずつ片付けていくと無理なくやるべきことが進められるかもしれません。
無理にやる気を出そうとする必要はありません。
自分の体調に合わせて無理なく改善していくこと、気分が落ち込んだ時は誰かに話を聞いてもらって感情を吐き出し、ストレスを解消することが大切です。
季節性のうつは毎年その時期がくると繰り返してしまうことが多いです。
症状が重い場合には精神科へ行くこともひとつの手かもしれません。
抗うつ剤などによる薬物治療もあります。
季節の変わり目に気をつけたいこと
体的にも精神的にも、体力や免疫力をつけることが大切です!
・寒暖差に対応できるよう、運動して体力をつける
・温度調整に気をつける
・湿度をしっかりと保つ
・お風呂に浸かって体を温める
・食べ過ぎには注意する
・なるべく太陽の光を浴びる
・秋からウイルス対策の手洗い、うがいの徹底
・規則正しい生活を心がける
・紫外線対策
運動や生活習慣など、夏から対策できることはやっておきましょう♪
自分はもちろん、周りに小さい子供やお年寄りがいる人は温度や湿度の調整など、体調を崩さないように気をつけてあげましょう!
おわりに
いかがでしたか?
冬だけでなく、秋にウイルスが流行り始めるということで、早めの対策が大切なんですね。
季節の変わり目には必ず体調崩す…という人や夏が終わるとやる気がなくなってしまう…という人は、今年の秋は健康に過ごせるように今から頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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