赤ちゃんの後追いがすごくて、家事ややらなきゃならないことが全然進まなくてついイライラしてしまう…なんてことはありませんか?
仕方ないこととわかっていても、毎日毎日ずっと付きまとわれたり泣かれたりしたら疲れてしまうのは当然のことだと思います。
トイレにもいけない、お風呂もゆっくり入れないことが続くとさすがに辛いですよね。
赤ちゃんの後追いについて理解し、いろいろな対処法を試してみましょう!
後追いはどのくらいの時期に起こる?
後追いは一般的に生後半年から9ヶ月くらいで始まります。
ハイハイができるようになったり、対人面の発達にともない人見知りが始まったりすると、後追いをするようになります。
後追いが始まる時期は早い子で半年、そして生後9ヶ月から11ヶ月くらいに一番多くなる傾向があり、
だいたい1才半くらいまでに落ちつくことが多いといわれています。
もちろん個人差がありますので、後追いが始まる時期やおさまる時期が遅いからといって極度に心配する必要はありません。
2〜3才まで後追いが続く子もいます。
少し落ちつく時期が遅くても、いつかは落ちつく時期がくるのであまり気にし過ぎず付き合ってあげましょう。
どうして後追いをするの?
この時期の赤ちゃんはお母さんがいることに安心感を覚え、お母さんを大切な存在だと認識し始めます。
しかしお母さんが目の前からいなくなると、またすぐに戻ってくるのだということはまだ理解できません。
そのために不安で泣きだしてしまったり、お母さんの後を追いかけたりするのです。
お母さんがその場からいなくなる理由をまだ理解できていないのですから、不安になって泣いてしまうのも無理はないですよね。
赤ちゃんの後追いは、心や運動能力、対人面の成長の証拠なのです。
そのため言葉が理解できるようになってくるとお母さんはすぐに戻ってくるのだということが理解できるようになり、後追いが無くなっていきます。
赤ちゃんの後追いは、
赤ちゃんの性格や個性、
または家族が多い、兄弟の有無など育っている環境などの影響が考えられます。
家にいることが多いとお母さんと二人の時間が増えるので、後追いが激しくなることもあります。
2〜3才くらいの後追い
2、3才になっても後追いがひどいと心配になってしまうこともあると思いますが、この時期の子供は赤ちゃん返りなどで後追いがひどくなることもあるそうです。
一度落ち着いたと思った後追いも、赤ちゃん返りによってまた始まってしまうのです。
また2、3才での後追いは母子分離不安という場合もあります。
この時期になるとお母さんとそれ以外の人の区別がはっきりとできるようになる為、人見知りを起こしている可能性があります。
お母さん以外の人が抱っこすると泣いてしまったり、祖父母や保育園などに預けたりすると泣いたり、家の中でもお母さんが離れると泣いてしまったりすることがあります。
母子分離不安は
*入院などの理由でお母さんと子供が離れたことがある
*お母さんと離れた時に恐怖と感じる出来事があった
*保育園や習い事に通うようになり、お母さんと離れる時間ができた
*兄弟、姉妹ができた
などの理由が考えられます。
後追いをしない
後追いがすごい子に対して、後追いが見られない子もいます。
後追いが見られない子は、
1人遊びがすきなど、その子の生まれ持った性格や
家族が多く、かまってくれる人が身近にたくさんいるなどの理由があります。
後追いをしないことについて調べると、後追いと自閉症の関係について出てきます。
自閉症は一般的に、1〜3才くらいまでにその兆候や症状が現れることが多く、その場合後追いをしてもお母さんが側に来るとお母さんへの関心を示さないことがあるそうです。
しかし後追いをしないことが自閉症の決め手になるわけではありません。
ですがもし心配な場合は相談してみるのも良いと思います。
後追いには個人差があり兄弟でも後追いをよくする子、あまりしない子など様々です。
他の子と比べたりすることはなるべく避けましょう。
後追いの対策
後追いをする赤ちゃんに対しては、たくさんコミュニケーションをとり赤ちゃんとお母さんの間に信頼関係を築くことが大切です。
*公園や同じくらいの歳の子がいそうなところへ出掛けて、他人とコミュニケーションをとる
*赤ちゃんの側を離れる時は、必ず声がけをする
声がけを繰り返すことで、お母さんは自分の側を離れてもまた戻ってくるのだということを理解できるようになっていきます。
*赤ちゃんが満足するまでたくさんかまってあげること。
赤ちゃんが抱っこを求めている時などは、なるべく赤ちゃんとの時間を作ってあげます。
スキンシップを取ることで赤ちゃんとの信頼関係が深まります。
*おもちゃなど興味を引くものを使う
赤ちゃんの側を離れる時に、赤ちゃんが興味を持ちそうな音の出るおもちゃなどで気を引きます。
*ドアを締め切らない
お母さんの顔が見えることで安心できるようです。
*おんぶや抱っこをする
どうしてもやらなければならいことがある時や家事の時などは、おんぶ紐などを活用してみましょう。
*お父さん、周りの人を頼る
家事や仕事など、きっちりやろうとせず後追いの激しい時期は手を抜いたり、助けてもらいながら赤ちゃんとの時間を作れると良いと思います。
まとめ
2〜3才くらいまでに母子密着から得た安心感は、子供の成長に影響します。
子供とのスキンシップを大切にしつつ、頑張り過ぎないように、周りの人に甘えましょう。
イライラしたり、不安になったりすることもあると思いますが、後追いが多い、少ない、時期が遅いなど、赤ちゃんの個性と思って見守ってあげてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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